頭ではわかっているのに
体が緊張する
もう終わったはずのことなのに
同じ場面でブレーキがかかる
理由はわからないけれど
いつも似たような反応を繰り返してしまう
そのような反応は、意志の弱さや考え方の問題だけではありません。
本人の中にはすでに存在しているのに
まだ言葉になっていないもの。
自分では認識できていないけれど
体の反応として現れているもの。
そのような深い層の反応が
今の緊張や不調、行動パターンに影響していることがあります。
エナジーリバランスでは
この「言葉になる前の反応」を
体の反応を手がかりに確認していきます。
阿頼耶識という言葉にたどり着いた理由
カーム治療室では
最初から阿頼耶識という言葉を使おうとしていたわけではありません。
セッションを重ねる中で、終わった後にクライアントさんから、
「実は、こう感じていました」
「本当は、こういう感覚がありました」
「今まで自分では気づいていませんでした」
という言葉が出てくることがありました。
それは
本人の中にはすでに存在していたものです
けれど
本人自身もまだ認識できていなかった
言葉になっていなかったため
扱うことができなかった
そのような領域があることに
臨床の中で気づいていきました。
一般的には、こうした領域を「潜在意識」と呼ぶことが多いです。
けれど、エナジーリバランスで扱っているものは
単なる本音や欲求、
過去の記憶だけでは説明しきれません。
もっと深いところにある
記憶・前提・反応の源泉。
その人が
「なぜそう反応するのか」
「なぜそれを当然だと思うのか」に関わる層。
その深さを説明するために
カーム治療室では「阿頼耶識(あらやしき)」という考え方を用いています。
阿頼耶識は、答えを読み取る場所ではありません
阿頼耶識という言葉を聞くと
深層意識
過去の記憶
カルマ
魂の記録のようなもの
を思い浮かべる方もいるかもしれません。
けれど、エナジーリバランスで扱う阿頼耶識は
誰かが一方的に答えを読み取る場所ではありません。
「あなたの原因はこれです」
「あなたはこう変わりました」
「このブロックが外れました」
と、外側から決めるものではありません。
大切にしているのは、本人自身が確認できることです。
体の反応
身体感覚
浮かんでくるイメージ
言葉になりかけている感覚
セッション前後の変化
それらを通して、本人自身が
「自分の中では、こう感じていた」
「今まで、これを当たり前だと思っていた」
「さっきとは体の感覚が違う」
「今は別の選択肢が見える」
と認識できることを大切にしています。
阿頼耶識へのアプローチとは
見えない深層を断定することではありません。
本人にもまだ認識できていなかった状態を
本人が確認できる形にしていくプロセスです。
エナジーリバランスで確認していること
エナジーリバランスでは
過去の出来事そのものを探すことが目的ではありません。
大切にしているのは
その経験によって
今の体や意識にどのような反応が残っているのかを確認することです。
たとえば、
本当は進みたいのに
体が止まる
頭では大丈夫だと思っているのに
呼吸が浅くなる
人との関係の中で
同じ緊張を繰り返す
自分では普通だと思っていた状態に
体が緊張で応えていることがある
このような反応は
言葉で思い出せる記憶とは限りません。
だからこそ
エナジーリバランスでは、
体の反応
身体感覚
浮かんでくるイメージ
言葉になりかけている感覚を手がかりにしながら
今その人の中で何が起きているのかを確認していきます。
過去を掘り返すのではなく
今の体に残っている反応を
本人が認識できる形にしていく。
それが
エナジーリバランスで行っている確認です。
見えなかったものは、認識できたときに扱えるようになる
人は、認識できていないものを扱うことができません。
自分が何に反応しているのか。
どんな前提の中にいるのか。
どの枠の中で物事を見ているのか。
それが見えない間は
同じ反応を繰り返していても、
それを「問題」として認識できないことがあります。
本人にとって当たり前になっている状態は
問題として見えにくいのです。
けれど
体の反応やイメージ、言葉を通して、
「自分はこういう状態だったんだ」
と認識できると
そこから変化が始まります。
それは、外側から何かを押しつけられた変化ではありません。
本人自身が
自分の状態を確認できる形になったことで、
今までとは違う感じ方や選択肢を受け取りやすくなるのです。
脳が「当たり前」としていた反応がゆるむ
人は、自分にとって慣れている状態を
「普通」と感じやすいものです。
たとえそれが
緊張や我慢
あきらめ
過剰な頑張りであっても、
長く続いていると
脳はそれを「いつもの状態」として扱います。
そのため、本人にとっては苦しい状態であっても、
「私はこういうものだから」
「これくらい普通だから」
「仕方ないから」
と受け入れてしまうことがあります。
エナジーリバランスでは
体感・イメージ・言葉を通して、
自分がどのような状態を
当たり前として受け入れていたのかを確認していきます。
その認識が起きることで
脳が「いつもの状態」として維持していた反応がゆるみ
新しい感じ方や選択肢を受け取りやすくなります。
これは、無理に考え方を変えることとは違います。
体の反応を確認しながら
自分の中で何が起きていたのかを認識できるようになることで
自然に変化の余地が生まれていくのです。
書き換えるのではなく、関係性が変わる
深い層にある反応は
無理に消したり
書き換えたりするものではありません。
その反応は
その人がこれまで生きてくるために
必要だった可能性があるからです。
過去の反応を「悪いもの」として扱うと
その人の土台まで否定してしまうことがあります。
エナジーリバランスでは
反応を壊すことを目的にしません。
大切なのは
その反応との関係性が変わることです。
たとえば、
閉じ込められていたように感じていた枠に
出口が見える
動けなかった感覚に
少し余白が生まれる
自分を囲んでいたものが
以前ほど強く感じられなくなる
今までなかった選択肢が
自然に浮かぶ
このような変化は
無理に作るものではありません。
本人が自分の状態を認識し
体の奥の反応が整った結果として
静かに現れてくるものです。
エナジーリバランスで大切にしていること
エナジーリバランスは
深い意識を見抜くためのセッションではありません。
見えないものを断定するものでもありません。
大切にしているのは
本人も気づいていない深い層の反応を
本人自身が認識できる形にしていくことです。
そして、その変化を
本人の体感と言葉で確認できるようにすることです。
なぜ繰り返していたのか
なぜ動けなかったのか
なぜそれを当たり前だと思っていたのか
その答えは
外側から与えられるものではありません。
体の反応を手がかりに
本人の中から少しずつ見えてくるものです。
無理に変えない
壊さない
押しつけない
けれど
必要なところには届かせる
本人が自分の中の答えに気づき
今の自分として選び直せる状態へ。
それが
カーム治療室のエナジーリバランスで大切にしている
深層の反応と阿頼耶識へのアプローチです。