最近は、
生理痛があれば鎮痛剤
少しの発熱で解熱剤
それが“普通の対応”として当たり前になってきました。
とくにコロナ禍を経てからは、
「熱が出たら薬を飲んでおけば安心」
「体調不良は“薬でコントロールするもの”」という考え方が
一気に社会全体に広がったと感じています。
でも私は、治療家として私はこう思うのです。
「本来、健康な体には痛みはない」
実際に施術をしていると
薬が必要になる前に、体はSOSのサインを出しているのです。
せっかくのそのサインを悪いものと決めつけて
薬を飲んで抑えてしまっているのです。
生理痛も、頭痛も、“名前をつけて安心する”社会
実際に「○○痛」という名前がつくと、
その痛みは「仕方ないもの」「我慢すべきもの」と思っていませんか?
生理痛もその一つ。
でも、それは“生理”という自然な働きの中に
“痛み”という異常が起きているだけのこと。
本来”生理”って痛みが無いって知っていましたか?
治療室に来る女子高生たちに伝えても信じてくれません。
そのくらい痛みがあることが普通になっているのです。
本来、痛みがあるということは、
何かが偏っていたり、滞っていたり、冷えていたり…
体が「今、何かおかしいよ」というサインなのです。
薬は“治す”のではなく“抑える”もの
もちろん薬を否定しているわけではありません。
必要な時に必要な量を使うことで命を守ることもあります。
でも、常に薬が先に来てしまうと、
“体の声”を感じる力が鈍くなってしまいます。
熱が出た → 体は異物を処理しようとしている
痛みがある → そこに異常がある
こうした“体のサイン”を無視し続けていると、
体はやがて「教えてもムダだ」と感じて、
何も言わなくなってしまうのです。
そして気づいた時には、大きな不調となって現れてきます。
それは薬を使い続けることでも起きるのです。
カームメソッドは、体を正しい状態に近づける施術です
カーム治療室で行っているカームメソッドは、
筋肉・内臓・循環・神経といった体全体のつながりを見ながら
「体を本来の状態に戻す」ための全身調整です。
クライアントさんの中には、
「そういえば最近、生理痛がなかった」
「薬を飲まなくても眠れるようになった」
という変化を自然と実感される方もいます。
薬で無理に抑えるのではなく、
体を整えていくことで、本来の快適さを取り戻す。
それが、カームメソッドが目指している在り方です。
最後に
もしあなたが今、
「この不調は仕方ないもの」と思い込んでいたり、
「薬でなんとかするしかない」と感じていたら、
一度、体の声に耳を澄ましてみてください。
不調は、体があなたを守ろうとして出してくれているメッセージです。
その声に気づくことが、回復への第一歩になることでしょう。