― 体が反応する理由を、構造から理解する ―
潜在意識とは何か
私たちは普段、
「考えて」「判断して」「選んで」
行動していると思っています。
けれど実際には、
その前段階で
体が先に反応していることがほとんどです。
・理由は分からないけれど、なぜか避けてしまう
・頭では大丈夫なはずなのに、体が緊張する
・同じパターンを何度も繰り返してしまう
こうした反応は
意識的に考えた結果ではなく、
無意識に働いている層=潜在意識 によるものです。
潜在意識とは、
自分では自覚していないけれど
思考・感情・行動を支えている
「反応の土台」 のようなものです。
潜在意識は「記憶」ではなく「反応パターン」
潜在意識というと、
「過去の記憶」や「トラウマ」を
思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど実際には、
潜在意識は 記憶そのものではなく、
「反応パターンの集合体」なのです。
それは、
・感情として現れることもあれば
・身体感覚として出てくることもあり
・行動の癖として表に出ることもあります
言葉で思い出せなくても、
体は必ず「反応」としてサインを出しているのです。
意識の構造を8層で見る「八識」とは
このような「意識の層構造」を
わかりやすく整理しているのが、
仏教の「八識(はっしき)」という考え方です。
人の心の働きを、
次のように8つの層に分けて捉えます:
・眼・耳・鼻・舌・身 … 五感としての働き
・意識 … 考え、判断する顕在意識
・末那識(まなしき) … 無意識の思い込みや執着の層
・阿頼耶識(あらやしき) … 最も深い層。反応の「貯蔵庫」
私たちが「自分」として認識しているのは
このうちの ごく一部(意識)だけ。
実際には、無意識の領域が
その人の選択や行動に大きな影響を与えています。
阿頼耶識とは何か
阿頼耶識(あらやしき) とは、
これまでの経験や反応が蓄積された、
いわば 「反応の倉庫」のような層です。
ここには、
・繰り返し体験してきた感情
・無意識に選んできた行動パターン
・良くも悪くも「慣れてしまった反応」
などが、
判断されることなく蓄積され、
次の反応の「基準」として働きます。
阿頼耶識は、
「良い」「悪い」を評価する場ではありません。
ただひたすら、
その人が「どう反応しやすいか」
を淡々と記録し、保持しているだけなのです。
「変えたいのに変わらない」のはなぜか
多くの人が、
・考え方を変えようとする
・前向きになろうとする
・行動を変えようと頑張る
といった変化を目指します。
けれどもし、
阿頼耶識に蓄積された反応の基準が変わっていなければ、
時間が経つと元の選択に戻ってしまうのです。
これは「意志が弱い」からではなく、
深層の反応基準が変わっていないだけなのです。
エナジーリバランスが働きかけている層
カーム治療室の エナジーリバランス では、
・思考を言い聞かせて変えること
・感情を無理に解放すること
は行いません。
体の反応を手がかりに
今どの層が働いているのかを確認しながら、
阿頼耶識を含む深層に間接的に働きかけていきます。
具体的には:
・今、どの層が反応しているのか?
・どこでブレーキがかかっているのか?
・整えるべき順番はどこなのか?
これらをセッションで丁寧に見ていきます。
変化は、「変えた!」という強い実感ではなく、
「あれ?自然と反応が変わっていた」
「気づいたら、選択が変わっていた」
というような形で、静かに現れてくるのが特徴です。
まとめ
・潜在意識は、無意識に働いている「反応の土台」
・阿頼耶識は、その反応が記録されている「深層の倉庫」
・変化は、説得や努力ではなく「整った結果」として現れる
カーム治療室の
エナジーリバランスや深層コーチングは、
この構造を前提に、
自然に反応が変わる土台を整えていくアプローチです。
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