姿勢と動きの改善
「正しく使える体は、日常を変える鍵になる」
私たちの体は、「筋肉が動く → 関節が動く → 骨が動く」という流れで成り立っています。
つまり、骨格のゆがみや関節の痛みといった多くの症状は、
筋肉の使い方のクセや、動かしていない筋肉が原因で引き起こされます。
その結果として、姿勢の問題が表面化してくるのです。
悪い姿勢ってどんな状態?
自分の姿勢は鏡で見ても、実は意識的に「整えてしまう」ため、正しい評価が難しいものです。
そして、自分では「ちゃんと立っている」「座れている」と思っていても、
実際には筋肉のクセが姿勢を崩していることが少なくありません。
例えば立っている時:
- 何となく左右どちらかに体重をかける
- いつも同じ方向にテレビを見ながら家事をする
- 何かに掴まって歩く
- 壁などに寄りかかる
- 片側の肩ばかりにカバンをかける
- 腰が痛くてすぐ座ってしまう
座っている時:
- いつも足を組む
- 片側の肘をつく癖がある
- 背もたれがないと座っていられない
こうした日常のクセの積み重ねが、無意識に筋肉のバランスを崩し、
結果として姿勢を悪くしています。
本当の姿勢は、何気ない瞬間の動作に現れます。
買い物中にショーウィンドウに映る姿や、
何気なく座っている時の姿勢にこそ、今の体の状態が表れます。
姿勢を良くする3つのステップ
姿勢を改善するためには、
「筋肉を正しく動かすこと」が不可欠です。
一度動きの悪くなった筋肉は、脳が「使わない」と判断し、
無意識に使われなくなります。
このため、自覚がないまま筋肉が固まり、姿勢の崩れにつながっていきます。
カーム治療室では、以下の3つの流れで改善を行っています。
- 硬くなった筋肉を緩める
→ 体の軸のバランスを整え、筋肉を動かせる状態に戻します。 - 動かさなくなった筋肉を再び動かす
→ 細やかな運動指導で、正しい感覚を再学習していきます。 - 正しい姿勢を身体で覚える
→ 無意識の状態でも良い姿勢が再現できるように定着させます。
とくに体幹を支えるインナーマッスル(深層筋)の働きを回復させることで、
姿勢が安定し、外側の筋肉に余計な負担をかけずに動ける体へ導きます。
運動は、姿勢改善の必須条件
筋肉には「正しく使わなければ、正しく育たない」という特徴があります。
柔らかくするだけでは、姿勢は変わりません。
そして、自分のやりやすい動きばかりを繰り返していると、
逆に負担が偏り、さらに悪化してしまう場合もあります。
筋肉は正しい方向に動かすことで、
負担のない動作を体にインプットし、日常の動きそのものがトレーニングとなります。
さらに筋肉は、自分で動かすことでしか育ちません。
だからこそ日々の運動習慣が重要です。
筋肉は、肉離れや手術後などの損傷がなければ、生涯にわたり細胞が生まれ変わり続けます。
つまり年齢に関係なく、使い方を変えることで体は変わるのです。
筋肉の動きに気づきにくい方ほど、より姿勢のバランスを崩しやすくなります。
インナーマッスルのような深層筋も含めて正しく働かせることが、
将来的な姿勢の維持には欠かせません。
だからこそ、正しい動きをしっかり再教育し、サポートしていきましょう。