「なんとなく動きにくい」は、体からの大切なサイン

「最近、動作が重くなった気がする」
「体がこわばる」
「痛みの前に違和感があった」
そんな声を多くいただきます。

実はそれらの不調の始まりには、
「動かしにくさ」というサインが隠れています。

 

私たちの体は、
筋肉が動くことで姿勢を支え
日常動作を可能にしています。

 
その筋肉を包み込み
支えているのが筋膜(きんまく)です。

 
筋膜は筋肉同士だけでなく
内臓や骨格との間にも連動して存在しており、
全身のバランスに深く関わっています。

 
そのため
どこか一部の動きが悪くなるだけでも
筋膜全体に影響が広がり、
不調が全身に及ぶこともあるのです。

 

不調の根本は「筋膜の動き」にあった

筋肉だけでなく、筋膜も整えるべき理由

カーム治療室では
痛みのある部位だけに着目するのではなく、
筋膜の連動性に注目しています。

 

たとえば
巻き肩を改善したい場合に「肩だけを施術する」のではなく、

・腹部の緊張を緩める
・さらに腹部を緩めるために、
 足の指にアプローチする

といった具合に
筋膜のつながりを活かした全身調整を行います。

 

不調は単独で起こるものではなく
体全体の関係性の乱れとして現れる

これがカームメソッドの基本的な考え方です。

 
 

筋肉が硬くなる2つの原因

筋肉が硬くなる理由は、ひとつではありません。
 
主に次の2つがあり
それぞれ体に違った影響を与えます。
 

①使いすぎ(過緊張)

同じ動作の繰り返しや力みグセにより、
筋肉が縮んだまま固まり、太く・硬くなっていきます。
 
これは肩こりや腰痛などに代表されるケースです。
 

②使わなすぎ(萎縮)

逆に、筋肉をうまく使えていないと
動かす力が弱くなり、細く・しぼんでしまいます。
 
動かしていないのに痛い、というケースに多く見られます。
 

【よくあるサイン】

  • 立ち上がるときに脚が痛い
  • 前かがみ作業のあと腰が伸びにくい
  • 久しぶりの運動で強い痛みが出る

こうしたサインは、
筋肉がうまく働けていない状態の現れです。

 

筋膜とは?体の動きを支えるもう一つのカギ

筋膜は筋肉を包む非常に薄い膜で
いわば体の「全身タイツ」のような存在。

この膜が筋肉、関節、内臓までつながり、
滑らかな動きを支えています。

 

しかし、筋肉の動きが悪くなると、
筋膜も一緒に動かなくなり
やがて「癒着(ゆちゃく)」と呼ばれる状態に。

 

癒着は以下のような場面で起こります:

  • 手術やケガのあと
  • 長時間の同じ姿勢
  • 精神的な緊張やストレス
  • 強すぎる刺激の施術を繰り返した場合

癒着が起きると
筋膜が他の組織に張り付き、
動きの制限や痛み、慢性的な不快感が生じます。
 

日本人は筋膜が硬くなりやすい?

欧米人に比べて日本人は、
筋膜が硬くなりやすい体質を持つと言われています。

特に運動習慣が少ない方、
緊張しやすい性格の方は、
筋膜の滑走性(動きやすさ)が低下しやすい傾向にあります。

 
 

柔らかくするには「意識して動かす」ことがカギ

筋肉も筋膜も
「動き」があってこそ本来の柔軟性が保たれます。
 
単にほぐすだけではなく
「どう動かすか」が重要です。

 

カーム治療室では
次の3つを意識したアプローチを行います。
 

①どの筋肉を動かしているのか意識する

なんとなく動かすのではなく
動かしている部位を明確に意識することで、
より効果的な刺激が入ります。
 

②筋肉の「反対方向」に伸ばす

筋肉は、使ったら伸ばす。
このサイクルが筋膜の柔軟性を引き出します。
 

③正しい姿勢から動かす

崩れた姿勢のまま動かすと、
筋膜はねじれた状態で固まってしまいます。

 

筋膜の癒着が疑われるサインとは?

こんな症状がある方は
筋膜の動きが悪くなっている可能性があります。

  • 朝起きると体がこわばる
  • 同じ姿勢のあと痛みやだるさが出る
  • 肩こり・腰痛・生理痛・胃腸の不調
  • 「リラックスして」とよく言われる
  • 冷えやすく、疲れやすい
  • 眠りが浅く、寝てもスッキリしない
  • 過去の手術やケガの後から不調が続いている
  • 産後にきちんとケアを受けていない

これらは筋肉だけでなく
筋膜の癒着や滑走不良が背景にある場合が多く見られます。


調整後に見られる変化

カームメソッドで筋肉と筋膜の調整を行うと、
次のような変化が現れることがよくあります。

  • 呼吸が深くなる
  • 軽い刺激でも全身がゆるむ
  • 仰向けで自然に眠れるようになる
  • 「何もしていないのに動きやすい」と感じる
  • 意識しなくても体が軽くなる


柔らかさは「才能」ではなく「選択」です

不調のない人の体は、
自然に柔らかく、無理なく動いています。
 
これは決して
「体質」や「運動神経」の問題ではなく、
日々どんな体の使い方をしているかの積み重ねです。

 

カーム治療室では、筋肉と筋膜の状態を丁寧に見極め、
・癒着をほどき
・過緊張をゆるめ
・うまく使えていない部位を活性化させ
 
体が本来持っている「緊張を手放す力」を
最大限に引き出していきます。

 

柔らかく、自然に動ける体

それは、あなた自身の意識と選択で、
いつからでも手に入れることができるのです。

 
 

よくある質問(FAQ)

Q1. 筋膜リリースとの違いは何ですか?

市販のローラーなどでのセルフケアでは届きにくい、深層筋や連動性の調整まで行います。
必要に応じて動きの指導も行います。
 

Q2. 手術後やケガのあとでも大丈夫ですか?

状態に合わせて安全に調整可能です。
術後の癒着ケアもご相談ください。
 

Q3. 筋膜の調整は痛くないですか?

強い刺激ではなく、優しい手技で行います。
痛みを伴う施術ではありません。
 

Q4. どんな服装で行けばいいですか?

動きやすい服装でお越しください。
柔らかい素材であればOKです。